少しずつ仙北地域の木々も色づき始め、紅葉のきれいな季節になってきました。今年は新型コロナウイルスが猛威を奮い、首都圏仙北町ふるさと会総会及び交流会が中止となってしまったことは、大変残念なことでしたが、この会報を通じて少しでもふるさと仙北の話題をお届けできればと思っています。
大仙市誕生15周年記念表彰式 |
令和2年10月11日、大曲市民会館にて大仙市誕生15周年を記念し、大仙市の振興発展、地域振興に尽力されてこられた方々への表彰式が行われました。
仙北地域の表彰者は次のとおりです。
功績者 | 社会福祉功労 | 故・千葉 嗣助 様 大仙市老人クラブ連合会会長として地域老連内の活動の充実に努められた。 |
功績者 | 芸術文化功労 | 佐々木 忠雄 様 大仙市芸術文化協会会長として、市民の芸術文化活動の推進に尽力された。 |
功績者 | 教育文化功労 | 黒澤 三郎 様 本市の歴史的文化遺産の復元・保存活用に大いに寄与された。 |
特別賞 | スポーツ振興 | 仙北中学校野球部 様 大曲仙北地域から35年ぶりとなる全国中学校軟式野球大会への出場を果たし、全国3位という輝かしい成績を収めた。 |
感謝状 | 地方自治振興 | 池田 キミ 様 大仙市明るい選挙推進協議会会長を務められ、政治や選挙に対する関心を高める活動に尽力された。 |
感謝状 | 観光振興・地域振興 | 池田家顕彰会 様 国指定名勝旧池田氏庭園の保存活用及び池田家の顕彰を続けられ、池田家所蔵の古文書の保存調査に尽力された。 |
仙北地域のためにご尽力された皆様の功績に対し、心から敬意と感謝の意を表します。
払田柵跡で大溝跡、さらに160メートル発見 |
国指定史跡「払田柵跡」で、政庁があった長森丘陵の外周のほぼ全体に大きな溝(大溝)跡があることが確認されました。県教育長払田柵跡調査事務所が1990年代から断続的に行ってきた発掘調査で判明しました。大溝の役割については、朝廷の威光を蝦夷らに示そうとした可能性も考えられるとしています。
まだまだ謎の多い払田柵跡。これからどんな発見があるか楽しみですね。
せんぼく『エール花火』 |
コロナ禍の中、大仙市では学校の子どもたちを元気づけようと、大仙市全ての学校で花火を打ち上げる「エール花火」事業を行いました。仙北地域では、高梨小、横堀小、仙北中が3校合同で行い、払田柵跡の夜空を花火で染め上げました。
花火の前には、子どもたちによる各学校の紹介(事前録音)があり、各学校の校歌に合わせて美しい花火が打ち上がりました。フィナーレも素晴らしく、壮大で幻想的な花火に仙北地域の子どもたちはもちろんのこと、大人も元気をもらいました。
北中祭で平安行列 |
今年は彩夏せんぼくが中止となり、例年、仙北中学校1年生が行っている平安行列もできませんでした。そこで、「史跡の里実行委員会」で北中祭での平安行列を提案したところ、中学校でも快諾していただき、総合の時間に「払田柵跡」の学習を行い、その総まとめとして平安行列を行いました。古代衣装に身を包んだ子どもたちは、少し緊張した面持ちでおごそかな雰囲気の中、太鼓の音に合わせてゆっくりと歩を進め、最後はステージ上で並んで口上を述べました。とても立派な子どもたちの姿でした。
仙北地域での水害 |
今年の7月後半から8月にかけて、大仙市では水害に見舞われました。災害の少ない仙北と言われていた仙北地域での水害では、皆さん怖い思いをされたことでしょう。用水路や側溝から水があふれ、冠水した地域が何カ所もありました。仙北中やさくまろ館の避難所が開設され、避難してこられた方もいらっしゃいました。
消防団の方々の必死の水防活動もあり、家屋や田畑には被害が出ましたが、最小限でくい止められたのではないかと思います。
これからは災害はどこでも起きるという心づもりで、普段から災害への備えが必要だと強く感じた今年の水害でした。